- ブログで記事に文章の引用する時に何かルールはある?
- 画像の引用も著作権違反になるの?
こんな悩みを解消します。
ブログで記事を書く時には多くの人が引用を活用しますよね。
が、引用には法的なルールがあり、正しく引用を行わないと著作権違反で刑事裁判になった場合、1,000万円以下の罰金もしくは10年以下の懲役が科せられます(画像も引用ルールを守る必要がある)。
そこで今回は「ブログ記事で引用時に守るべき10のルール」に加え、「SEOに有効な引用の使い方」を解説します。
本記事を参考にすると、引用のルールや著作権を理解でき、万一のトラブルを未然に防ぐことができます。
✔ 記事の内容
- ブログ記事における引用とは
- ブログ記事引用10のルール
- ブログ記事引用10のルール:法律編
- ブログ記事引用10のルール:SEO編
- ブログで画像を著作権違反せずに使うには
- SEOに有効な引用の使用方法
✔ 記事の信頼性
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ブログ記事における引用とは
引用とは、自分の記事に他人の「文章・画像・動画」を取り入れること。
他人の「文章・画像・動画」は著作物扱いになるため、本来は利用料を支払う必要があります。
ですが、本記事で紹介する引用のルールを守ることで利用料を支払うことなく、他人の「文章・画像・動画」を記事内で使用できるようになります。
著作物・著作権とは
著作物は作り手の思想や感情が表現されたものを指します(ブログで言うと主に「文章・画像・動画」)。
正しい形式で言うとこんな感じ。
日本の著作権法の定義によれば、「思想又は感情を創作的に表現したものであって、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するもの」
[ 引用元:Wikipedia ]
そして、この著作物を法的に保護するのが著作権。
ブログ記事も著作物
ブログ記事も著作物に含まれるため、他人の文章を丸々コピーするのはもちろん、引用なしに利用するのは著作権違反となります。
ちなみに著作権違反は立派な犯罪ですので、刑事裁判の場合は1,000万円以下の罰金または10年以下の懲役。
本記事でも後述しますが、正しく引用をしないと法律的にはもちろん、SEOの面でも悪影響が出るので要注意です。
ブログ記事引用10のルール
ブログ記事において引用で守るべきルールは、法律とSEOの面で分かれ合計10個。
本記事では具体例を交えながら、上記10個の引用ルールを解説していきます。
ブログ記事引用10のルール:法律編
まずは、法律面で守るべき引用のルール。
順に解説しますね。
引用部分を明確にする
これは引用部分と自分の記事を明確に分ける必要があります。
最も主流なやり方はHTML(b-quote)タグ。
こんなヤツ。ソースコード↓
<blockquote></blockquote>
法律面の引用ルールとしては、読者が目で見て「あ、ここは引用されている部分だな」と分かるようにしましょう。
引用の出典を明記する
これは引用元(ソース)を明記するということ。
やり方は簡単で、基本的には下記のように引用元のURLを付け加えればOK。
~引用部分~
[ 引用元:ガオのノート ]
引用タグで記事と引用部分の分かれ目を明確にし、しっかりと引用元も明記しましょう。
主従関係を明確にする
これは自分の記事がメインであって、引用部分は補足でなくてはならないということ。
ちなみに自分の記事と引用部分の割合は一般的に「9:1」が目安。
具体的な数字で言うと、2,000字の記事であれば、引用部分は200字以内に抑える感じですね。
引用時は孫引きしない
孫引きとは、すでに引用されている部分を引用する行為。
例えば、論文などの引用部分をそのまま自分の記事に引用したりですね。
バレないかもしれませんが、引用のルール上はほぼアウトなので、引用をする際には孫引きを避けて直接引用をしましょう。
引用時には必然性を出す
これは意味のない引用は避けるということ。
つまり、必要な時に引用をするべきで、記事のボリュームアップなどを意図した必要のない引用はNG。
下記のように必要な時に引用しましょう。
※当サイト「ブログで『質の高い記事』を書く13の条件」の一部
詳しくは後述しますが、引用はあくまでも読者が求めるタイミングで活用するべきですね。
引用部分の改変をしない
また、引用部分の改変はNG。
あくまでも引用元の文章などは著作物ですので、勝手に個人的な意図で改変するのはNG行為になります。
仮に改変をしてしまうと、それは引用ではなく盗用と見なされてしまう可能性もあるので、引用部分の改変は避けましょう。
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相手の気持ちを考え引用する
これは引用のルールではありませんが引用のマナー。
例えば、キレイな写真を撮るブロガーさんがいたとします。
そこで毎回毎回その人のブログから画像を引用して、自分の記事に活用していたら、そのブロガーさんはどう思うでしょうか?
引用のルールを守っているとは言え、自分の写真がフリー素材のように扱われたら気分は良くないですよね。何回も使用するなら、その人に許可を取るのが筋。
相手の気持ちが分からない人に読者の気持ちも分かりません。引用は気持ちよく行いましょう。
ブログ記事引用10のルール:SEO編
次に、SEOの面で守るべき引用のルール。
順に解説しますね。
引用タグを使う
まず、引用時には必ず引用タグを使用しましょう。
検索エンジンはテキストを読み込むのではなく、HTMLなどのソースコードを読み取るため、タグを使用しないと引用と認識してもらえません。
上記でも紹介しましたが、引用タグのソースコードはこちら。
引用部分を検索エンジンに認識してもらえないと、重複コンテンツと見なされ量によってはペナルティ対象になります。
法律的に問題なくても、タグを使用しないとSEO的には悪影響が出かねないので、しっかりと引用タグをしましょう。
実は、Googleの人は「引用タグは気にしていない」と言っているのですが、他の方は「必要だ」と言っており、社員同士で話が割れています。
ただ、マイナスはないので、タグの使用をオススメします!
引用部分の割合を考慮する
引用時には引用の割合も考慮しましょう。
あまりに引用量が多いと記事のオリジナリティが薄れ独自性が損なわれます。
Googleも独自性を評価していますので、記事の主役はあくまで自分の記事にして、引用は補助に使用しましょう。
記事上部での引用は控えめに
Googleを含め検索エンジンは、記事を上部から読み込んでいきます。
なので、あまり記事上部に引用が多いと重複コンテンツと見なされる可能性もあります。
引用はあくまで記事の補助として、コンテンツに入れ込みましょう。
ただ、ここに関しては影響は薄いので、あまり気にしなくてもOK!
ブログで画像を著作権違反せずに使うには
ここまでは主にテキストの引用をもとに解説しましたが、もちろん画像も著作物なので引用ルールを守る必要があります。
制作元によって大きく変わるので一概には言えませんが、スクリーンショットを貼り付けたりするのはNG(引用ルールを守ればOKなことが多い)。
なので、たまに検索エンジンで画像を探してスクリーンショットを自分の記事に使用する人がいますが、アレは基本的にアウトです。
著作権違反をしない画像の使用方法
ブログで画像を用いる時に著作権に触れない方法としては大きく分け3つ。
引用ルールは上記で紹介したので、残り2つを簡単に解説しますね。
オリジナル画像を使う
これは自分で画像を作成するか、記事で使用する写真を自分で撮るか。
イラストを描ける方は自作もできますし、そうでなくても「Canva」というツールを使用すれば誰でも簡単にオリジナル画像が作成できます。
ちなみに本記事で使用されている画像は、Canvaで作成したオリジナル画像のみ。
関連記事 おしゃれなアイキャッチ画像を作る4つの手順と2つの裏技【Canva】
著作権フリーの画像を使う
これは著作権フリーのフリー素材を使用する方法。
サイトごとに細かくルールがあるのですが、「Unsplash」というサイトであれば商用にもおしゃれな写真が使用できますよ。
ただ、利用者が非常に多く、頻繁に画像が被ることがあるので、オリジナリティを重視する場合は「PIXTA」などの有料フリー素材サイトを使用しましょう。
関連記事 フリー素材サイトUnsplashとは?【商用OKの無料写真素材】
SEOに有効な引用の使い方
引用はSEOに有効な使用もできます。
記事の引用をすることで「権威」を借りることが可能。
例えば、自分の記事に信頼性が薄い場合には、権威性のある記事から一部を引用すれば、信頼性をグッと上げることができますよね。
このようにジャンルによって権威のあるサイトは違うので、それぞれ上手く引用で権威を借り信頼性を上げましょう。
信頼性はSEOにおいて重要
信頼性はSEOの観点でも非常に重要で、Googleもその重要性を明記しています。
ユーザーが安心してアクセスできるサイトは、信頼できると感じられるサイトです。
評価の高いサイトは信頼できるサイトです。
[ 引用元:Googleガイドライン ]
そして、Googleは信頼性の他にも、記事の専門性と権威性を重視しており、3つ合わせて「E-A-T」という造語で呼んでいます。
記事の質が問われるアルゴリズム(SEOのルール)において、この「E-A-T」は非常に重要度の高い項目ですので、下記の記事で理解を深めておきましょう。
>>【重要SEO】GoogleE-A-Tとは?YMYL領域で戦う4つの戦略
ブログ記事引用SEOに有効な10のルール:まとめ
【ブログ記事引用10のルール】
ブログ記事において引用は非常に便利でSEOにも有効ですが、一歩使い方を間違えるとトラブルになる可能性もあります。
実際には、個人を特定して著作権違反で責めてくる人は少ないですが、万一もあるのでしっかりと引用時にはルールを守りましょう。
また、他の役に立つSEO記事は下記にまとめていますので、ご活用下さい。
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